動いている庭
今年も庭にスミレが咲き始めました。
例年より少し遅めな気がします。

これらは早めに咲き始める種類で、去年までは、
小さな株がちらほら目につく程度だったのに、今年は
下の写真のようにずいぶんたくさんに拡がりました。

スミレたちを見ながら、去年観た
動いている庭
という映画を思い出しました。
ジル·クレマンというフランスの庭師の
できるだけあわせて、さからわない
つまり自然の作用で植物が移動(増殖したり絶えたり
生えたり)すること、変化することを生かすという、
彼の思想に基づいた仕事と生活のドキュメンタリー
映画です。
この思想にわたしも大いに共感。
わたしの場合は高尚なものではなく、ズボラなだけ
ですが、それでも、ここにこれ以上生えては多いと
か、歩く道は空けておこうとか、こんなところに
何か生えてきた!とか、植物の動きとやり取りを
しながら庭の手入れを楽しめてはいたのかな、と
気づきをもらえた映画だったのです。
もう少しすると、遅い方のスミレたちが咲き始め
ます。今年はどんなふうに咲いてくれるかな。