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kum 日々の小さな営みから

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仕立て直し



ずいぶん昔に作った私物のネックレスを

仕立て直しました。

これは当時、純粋に自分用に作ったもので、

ずいぶん活躍してくれていました。


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センターも紐部分の小粒石も淡いサファイアで、

紐はクリーム色系でしたが、

今回はブルーグレー系にしました。


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センターの石は、ぱっと見るとグレーで、

あまり色味を感じないのですが、

部分的に濃かったり、インクルージョンがあったり、

カットもわりとラフだったりするところが

味わい深くて飽きません。


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できあがり。

不思議なもので紐の色が変わると

石の色味も違って見えてきます。




# by kum-ku | 2019-03-22 15:45 | 制作のこと

君自身になれ


4月から高3と中3になる二人の娘たち。
見た目も性格もだいぶ違うのですが、それぞれの中に自分と似た部分を感じ、しかも良くないところが目についてしまうので、あぁ…と思ってしまうことが度々。

内向的なところが自分と似ている中3の娘は、社交的な姉がうらやましく、同世代の弾けた女子を見ては、かわいくなりたい! と溜め息をつき、心配性で勉強のプレッシャーを感じる(でもやりたくない)日々。

早く彼女か彼女自身の良さを認められて、目指すものが見つかるようにと願う自分も、恥ずかしいけれどこんなに歳を重ねてしまった今になっても、くよくよして自分自身に迷ってばかり。
最近は、先日のブログで取り上げたアルセーニイ·タルコフスキーの詩集の中の 君自身になれ という一篇に励まされています。 

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中3の娘、昨日少し遅れのホワイトデーの友チョコを作って、上手くできたとご満悦でした笑
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きっと私よりも、ちゃんと彼女自身になれるはず!


# by kum-ku | 2019-03-20 08:55 | 日々のこと

水金さんでの展示、終了しました。



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昨日で、水金地火木土天冥海さんでの展示が終了しました。

お店に立った時間が短く、たくさんのお客様にお会いすることができませんでしたが、心よりお礼申し上げます!

数多くの品を見ていただける展示は終わりましたが、一部は継続して置いていただいております。
また、その中の何点かは水金さんのモールでもご覧になっていただけます。
https://www.hpfrance.com/shop/suikin




今日も春らしい、どこか華やいだ空気感の日になっています。
季節はどんどん進んでいきます。

私もまた、次の制作を進めていきます。






# by kum-ku | 2019-03-18 13:38 | 日々のこと

再会



時々、修理のご依頼をいただくことがあります。
大切にお使いいただいてきた品と再会して、懐かしさと、愛着をもっていただけているのだなと作り手としての幸せを感じます。



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この写真も、かれこれ10年近く前のネックレスのご依頼をいただいて、仕立て直ししたものです。
センターの石は、トルマリン。
切り子のようなカービングが施された珍しいものです。
色はグレーですが、端にほんの少しピンクが入っているところがチャームポイントで、印象深いものでした。

この先も、お役に立つことができますように。




# by kum-ku | 2019-03-14 19:52 | 制作のこと

白い日



17日(日)までの水金地火木土天冥海さんでの展示でもご紹介している、ホワイトムーンストーンの作品たち。

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これらは、ロシアの詩人アルセーニィ·タルコフスキーの詩から生まれました。

秋の最後の月に…

と始まる詩の中の 乳白色の霧のガラス という表現に、ホワイトムーンストーンが思い起こされて。
詩の後半の、

暮れなずむ
雨雲から青色が輝き
鮮やかな光が差し込んできたのだ、まるで六月のように、
未来の日々から私の過去へと。

まるでこんなふうにインスピレーションをもらい、仕入れてから何年も寝かせていたホワイトムーンストーンたちを作品に仕立てることができました。

私は読書家ではないし、詩が好きと言えるほど親しんでいるわけではないけれど、気分が落ちているとき、心が疲れているときに、言葉に助けられることが多くあります。
また、そういった言葉は、自分の心の湖の中に波紋を作り沈んでいくような感覚があって、制作モードに入るための切り替え装置にもなっていると感じています。

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白い、白い日

という詩集。
昨年出会えた本ですが、挿入されている写真とあいまって、詩人の世界観に浸ることができ、また、共感と自分への問いかけをもらえる大切な一冊になりました。


アルセーィ·タルコフスキーは、映画監督アンドレイ·タルコフスキーの父とのこと。
アンドレイ·タルコフスキーの映画は何作か観ましたが、学生時代に行ったオールナイト上映のプログラムに含まれていたサクリファイスで寝てしまいほとんど見逃してしまったままになっています(笑)。
その中で、白い、白い日 にも含まれている、遺言 という詩が朗読されているそう。アルセーニィは、アンドレイと妹が生まれた後、妻子を捨て他の女性と暮らし始めた…ということで、この父子の間には複雑な感情があったであろうことも踏まえて、また観てみたいと思います。



# by kum-ku | 2019-03-11 00:38 | 制作のこと